私は頭が悪い。診断可能な病院が限られる為お墨付ではないものの、今回特に問題になるところでは、視覚認知障害の可能性ありと言われ、就労時には安全の為検査を推奨された。物を見る力がない人間という事だ。あとはASDとか。
車の免許を持っているのに、自転車すら怖くなって、それから様々なニュースが私を焦らせ、便利な私の足を、取り敢えず物をぶっ壊せそうな道具を使って滅茶滅茶に壊したのだった。ぜってえ使わないと思って、縁を切る儀式の積りでやった。
私は信号を見落とす。道路標識を見付けられない。車が見えない。人も見えない。まして、咄嗟な判断なんて出来ようものか。
さいわい田舎道で問題を起こした事は無いが、寧ろもっと危険であろう車の多い道で、何度も何度も問題を起こしてきた。特に通学時間だ。学生時代、学校が集まっていた区域で、主要駅から自転車は長い距離を一列になった。車間は1.5~(良くて)2.0mに収まる。私は交差点一時停止を守り、減速を予期しなかった後続の自転車が衝突し、その後ろなんかはもう突然の出来事になるから当然玉突きして、彼等が(本来良くない方の)歩道ユーザーでなければ車を巻き込んだ大事になるところだった。私は車道に新たに出来たばかりの自転車レーンを利用していたが、左折の意思表示をした結果(直進組と左折組がいるのでこれに限っては割と慣例化している)、歩道の後続がビックリして急停止した。彼等は街路樹や植込みで守られ、自動車に巻き込まれる事はなかった。
この道は大型トラックが多い上に、歩道との間には植込みが大きく育ち、有難い事に大企業様の名前の付いた道だけあって、かなり金はかけて整備している方だったのだけれど、自転車レーンはとても狭く、トラックが怖くてならなかった。左脚や左腕は傷だらけ。
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新たな知見。
自転車の車間は2.5~3.0mを目安としているサイトが多い様に見える。車間って車でも、開け過ぎると変な割込みを誘引して嫌なんだよなあという気持ちと、反応速度的には妥当だからそうしたい気持ち。
「自転車レーン」というのは1.5m以上取られる事が望ましく、やむを得ない場合の最低幅が1.0mにはなる、ちゃんとした規定のある道らしい。屡々見られる青い道は自転車レーンとは異なり、路肩走行を促す程度のものである。例えば青い線が0.1m程度であっても、はみ出し禁止という訳ではないとのこと。https://trafficnews.jp/post/40747
しかし上のサイトを有難く拝読するに、「路肩」って道交法に書かれていない言葉なのか!すると自転車は路肩走行せよという事を書いているところもない。左側走行にしても、理想的なのは屡々ガタガタな左端ギリギリ(詰り我々が思っている路肩)なんかではなく、道の安定した綺麗な部分、端から1m程とか。
え、でもそんなゆとりがあったら大型トラックに怯えてねえし傷だらけにもなんねえし、歩道も狭いし自転車通行不可じゃねえか。というか道が狭いから歩道も狭くて危険で、通称「路肩」の方に自転車を引きずり出したいから自転車幅すらない青い道が出来上がるんでしょ? 歩道通行の罰則を逃れられる、歩道を通行することが「やむを得ない」と認められる場合っていつなの。やむを得ない系道路ですってマークは貼ってくれないよね?個人判断に任せるのに罰則アリってワケワカンナイ!
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私はそれ以前からもずっと、疑問を持っていはした。中学時代の通学路には、歩道に乗り上げるしかない場所があったが、乗り上げる為の縁石の切り下げの場所から数mは極めて細い歩道を通る事になる。自転車から降りて歩くのが正しいやり方だろう。従って、切り下げに向かっての減速によりスリップし転倒する事5回以上、更に言えば、ルールに対して頭のやわらかい方々(今思えばやむを得ない系道路だと思う)が既に列をなしている歩道への割込みになる為、たいへん危険である。ここの歩道は1.0mに満たない程度である上に電線がある。通称「路肩」というのも実質無い。しかし通勤通学時の最も混む道だ。私は中学時代、家でこういう話をした。私と同じくASDの父は厳格で、「ルールを守らない奴が外に出る資格はねえ」だそうだったから、父が怖い私は以降もルール上正しそうな危険運転を続けることとなった。
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学習。
成程難しい。幾何学系の理解の早さだけが取り柄の私もそういう問題じゃあないらしいから申し訳無いがお手上げしたい。なんせ実際に走行していたら、事前に行動を決定出来そうな程に情報が見える範囲なんて、こういう俯瞰図と比べ物にならない程狭いからだ。オマケに車が大抵のものを隠す。各々がそこで、ただ一人の自転車ユーザーとして熟考して試行錯誤してみれば、時間は掛かるがワンチャンある。優柔不断で決断の不明瞭な運転ほど迷惑なものはないが。
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さて、自転車の運転は曲芸である事が分かった。私にとっては少なくとも。
故に、障害者の私なんかよりは随分と優れている筈の皆様に、今後の自転車問題に関するデータを積み重ねていただいて、私は不満を持つ人が増える事に期待したい。頑張ってください。